佐賀県で開催されている国民スポーツ大会通称「国スポ」。9日はフェンシングの少年男子・少年女子の県代表として鹿児島南高校が出場しともに入賞を果たしました。
前原竜二アナウンサー
「佐賀県のSAGAプラザです。鹿児島は少年男女がベスト8進出、2日目の朝を迎えました。会場は試合前の緊張感に包まれています。いよいよきょう全国の頂点が決まります。」
佐賀県で行われている国スポのフェンシング競技。少年のカテゴリーでは男女ともに県代表となった鹿児島南高校。インターハイ(全国高校総体)で団体準優勝の男子は準々決勝で京都と対戦しました。
3人で戦う団体戦、先に2勝したチームが勝利となります。
1人目の鹿児島南高校3年、上出桐は1対5で敗れてしまいます。
後がなくなった鹿児島は2人目に鹿児島南高校1年の白男川瞬を送ります。17歳以下の国内ランキング2位の白男川、序盤から積極的に攻めていきます。終始相手を圧倒し、2戦目を鹿児島が取って勝負は3人目、鹿児島南高校1年の安武龍杜に託されます。
試合開始直後に安武が最初のポイントを奪うとその後は一進一退の攻防が続きます。
しかし、先にマッチポイントを握ったのは京都でした。京都に5点目を奪われ少年男子は準々決勝敗退となりました。
一方、準々決勝で山口に快勝した女子は準決勝で東京と対戦。インターハイで敗れた因縁の相手、東亜学園の選手で構成されています。
鹿児島、1番手の2年生・萱島朝香はインターハイ個人戦チャンピオンが相手です。相手の勢いに押され気味の萱島ですがなんとか食らいつきます。しかし、5点目は東京都。初戦を取られてしまいます。
2人目は同じく2年の桐木平乃愛です。いつもは冷静に戦う桐木平ですがこの日はいつも以上に気迫を見せます。
お互い積極的に技をかけ、毎回、映像で見返さないと審判も判断できないほどのまさにハイレベルな戦いとなります。
手に汗握る試合展開、得点は2対4、相手にマッチポイントを握られます。結果、ポイントは東京。2人目も敗れ、決勝進出はなりませんでした。
その後の順位決定戦の結果、鹿児島の少年女子は4位、少年男子は5位入賞を果たしました。しかし優勝を目指していただけに選手たちは悔しさをにじませました。
少年男子 鹿児島南高校3年・上出桐選手
「優勝じゃないので悔しい。鹿児島で学んだことをかてにして、これからオリンピックに出て鹿児島南にまたいい報告ができる選手になりたい」
少年女子 鹿児島南高校2年・桐木平乃愛選手
「みんなで反省して全国選抜に向けてまた頑張っていきたい」
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