琴ノ若改め琴櫻は、押し相撲を持ち味に優勝5回を誇り、「猛牛」と呼ばれた元横綱・琴櫻を祖父に持ち、父は師匠で元関脇・琴ノ若の佐渡ヶ嶽親方という相撲一家で育ちました。

子どものころに祖父と「大関になったら琴櫻のしこ名を継いでいい」と約束を交わしていましたが、新大関の先場所は最高位が関脇で引退した父のしこ名を大関の地位に上げて恩返しをしたいと琴ノ若のまま臨みました。

その後、夏場所から祖父のしこ名を襲名することを決めて日本相撲協会に届け出て、28日発表された夏場所の番付では「琴櫻」として西の大関に座りました。

また、下の名前もこれまでの「傑太」(まさひろ)から「将傑」(まさかつ)に変えました。

「琴櫻」のしこ名が復活するのは、祖父が引退した昭和49年の名古屋場所以来、およそ50年ぶりです。

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