10月5日から佐賀県で始まった国民スポーツ大会通称・国スポ。8日はフェンシング競技が行われ、成年男子では、鹿児島は4年越しの団体メンバーで大会に臨みました。

佐賀県で開催中の国民スポーツ大会。8日のフェンシング競技の会場にはパリオリンピックに出場した選手たちの姿もありました。

そうそうたるメンバーが集結する中、成年男子フルーレでは、鹿児島が3回戦に進出。この団体メンバー3人には特別な思いがありました。

法政大学1年(鹿児島南高校出身)鎌田晃成選手
「2020年開催が延期された、かごしま国体の少年の部に3人で出る予定だったが」

延期になった2020年のかごしま国体で出場するはずだった3人。少年から成年にカテゴリーを変えて4年越しの団体戦です。

3回戦の相手は和歌山。1勝1敗で迎えた3人目は、鹿児島南高校出身、法政大学1年の鎌田晃成選手です。

画面奥の鎌田選手は安定した試合運びで得点を奪います。相手の背後を狙った技で得点を重ねると…その後も相手を圧倒して見事勝利。準々決勝に駒を進めます。

ベスト4をかけた相手は大会連覇中の大分県です。1番手、画面奥の鹿児島高校出身・法政大学4年の林祥蓮選手が持ち前のスピードで常に先手を取り、5対1で勝利します。しかし2番手の吉弘選手が敗れ、勝負は3番手・鎌田選手に託されます。

大学時代は日本一に輝き世代別の日本代表として活躍してきた大分の選手に対し、鎌田選手はひるむことなく攻め続けます。

しかし経験で上回る相手に最後は突き放され敗戦。ベスト4進出はなりませんでした。

鎌田選手
「目標は日本一で、それは達成できなかったが、おのおのベストパフォーマンスが出せてよかった」

前原竜二アナウンサー
「成年の選手たちの熱気がまだ残る中、午後からは少年男女が登場します。鹿児島は鹿児島南高校の選手たちが戦います」

また、午後からの少年男子・女子では鹿児島はともに1回戦、2回戦を突破。9日の準々決勝にコマを進めました。

鹿児島南高校2年 萱島朝香選手 
「去年の借りを返すという、みんなが同じ気持ちで戦えた2回戦だった。あすも対戦相手がレベルアップする。自分たちもそれ以上に頑張っていきたい」

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