サッカーJ2、V・ファーレン長崎の公式戦が初めて開催されたピーススタジアム=長崎市で2024年10月6日、平川義之撮影

 サッカーJ2、V・ファーレン長崎の新たな本拠地として整備された長崎市幸町の「ピーススタジアム」(略称ピースタ)で6日、初めての公式戦が開催された。スタジアムは、ジャパネットホールディングス(HD)が手がけた複合施設「長崎スタジアムシティ」の中核となる施設。多くのサポーターが訪れ、ピッチ近くに設置された観客席から熱い声援を送った。

 スタジアムはJR長崎駅から北に徒歩約10分。サッカー専用で約2万人を収容できる。ピッチから観客席までの距離が最短約5メートルに設計され、選手たちの攻防や動きを間近で楽しめるのが特徴だ。

 ジャパネットHDの高田旭人社長は試合を前に「ついに感動の場をお披露目でき、うれしい一日を迎えられた」と話した。この日は1万9011人が来場。長崎が大分トリニータに4―1で快勝し、新本拠地のオープンに花を添えた。

 長崎スタジアムシティは、三菱重工の工場跡地約7・5ヘクタールを活用。スタジアムのほか、バスケットボールB1の長崎ヴェルカの本拠地となるアリーナやホテルなどが集まる大型複合施設で、総事業費は約1000億円。13日に市出身のシンガー・ソングライター、福山雅治さんによる無料ライブがあり、14日に開業する。【尾形有菜】

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