この選手は、ことしカナダで行われた20歳以下の世界選手権の日本代表に選ばれましたが、8月、日本アメリカンフットボール協会は世界選手権の際にこの選手が大麻の成分を含んでいるとみられるものを所持・使用したとして、代表に選抜される資格を無期限で停止する処分を出しました。

一方、大学側は部が実施した大麻使用の有無を調べる尿検査では陰性で、大麻の所持・使用の事実は認定できなかったものの、協会が求めた毛髪検査を拒否したことを理由に無期限で活動を停止する仮の処分を出していました。

大学側は3日大阪市で記者会見し、その後、協会から処分の根拠となる事実が示されたほか、選手本人に改めて弁明の機会を設けたうえで最終的な対応を決めたことを明らかにしました。

それによりますと、この選手は毛髪検査の拒否のほか、前回の処分が出されたあとの聞き取り調査でニコチンの入った電子たばこを吸引したことを明らかにしたということです。

このため、部の公正さや信頼を損ねることにつながったなどとして無期限の活動停止の処分を正式に決めたことを明らかにしました。

このほか、同じ代表に選ばれていた4人について世界選手権の際にほかの学校の選手が撮影した画像や動画の消去を依頼したり、代表で喫煙が禁止されていたのに、電子たばこを使用したりしたなどとして今シーズンの試合の出場停止や厳重注意などの処分を出しました。

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