○ソフトバンク1―0オリックス●(30日・みずほペイペイドーム)
4カ月ぶりの復帰はポストシーズンを控えるチームにとって、この上ない朗報だった。ソフトバンクの柳田悠岐が右太ももの肉離れから復帰。「全力でいけたので問題ない」と、今後に向けた手応えを口にした。
5月末に大けがをしたが、復帰戦は2番・指名打者での起用だった。初打席の一回、相手先発で速球派の山下舜平大が投じた初球の直球をフルスイングしただけで場内は沸いた。これはファウルだったが、2球目は直球が内寄りに来たところを引っ張り、右前へ運ぶ復帰後初安打とした。
9月後半には2軍戦で外野の守備にも入っており、今後は1軍での守備機会もありそうだ。ただ、小久保裕紀監督は「名前があるだけで(雰囲気が)変わります」。先発に名を連ねるだけで、相手に脅威を与えると考えているようだ。
柳田自身は「しっかりバットは振れているので(攻守ともに)もっと準備したい」。4年ぶりの日本一に向けて欠かせない選手が帰ってきた。【林大樹】
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