ザッケローニ氏はイタリア出身の71歳。

母国でミランやユベントスなどの強豪クラブを率いたあと、2010年に日本代表の監督に就任し、素早いパス回しからゴールに迫る攻撃的なサッカーを掲げて2011年のアジアカップを制しました。

2014年のワールドカップブラジル大会では1次リーグ敗退となりましたが、日本代表を南米やヨーロッパの強豪国とも渡り合えるチームに成長させたとして、ことし7月に「日本サッカー殿堂」に選ばれました。

29日、東京 文京区の施設で記念の式典が行われ、日本サッカー協会の宮本恒靖会長からザッケローニ氏に自画像入りの盾が贈られました。

式典では監督時代の主力だった長谷部誠さんや長友佑都選手のビデオメッセージが紹介され、長谷部さんは「ザッケローニさんと出会ってサッカー人生だけでなく、人としても大きく変わることができた」と感謝を伝えました。

ザッケローニ氏は「光栄で、とても感動している。監督を務めた期間は人生で最高の4年間だと言える。かわいらしく、すばらしい選手たちと過ごし、これ以上の環境で監督はできないと思った」と当時を振り返っていました。

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