パリ五輪で獲得した金メダルを手に沿道の市民の祝福に応える永瀬選手(右)=宮崎県延岡市で2024年9月25日午後3時22分、重春次男撮影

 パリ・オリンピック柔道男子81キロ級で金メダルに輝き、同階級で史上初の2連覇を果たした旭化成柔道部(宮崎県延岡市)所属、永瀬貴規(たかのり)選手(30)の凱旋(がいせん)パレードが25日、同市であった。

 永瀬選手は長崎市出身。リオデジャネイロ五輪で銅メダル、東京五輪で金メダルを獲得した。パリでは混合団体の銀メダルにも貢献した。

 この日は吉田優也監督(35)とJR延岡駅前―市役所前間の約1・5キロをオープンカーに乗り込み笑顔で手を振って沿道に集まった市民に応えた。

 市役所では読谷山洋司市長から顕著な功績をたたえる「アスリートタウン延岡スポーツ特別賞」が贈られた。

 永瀬選手は「最後まで諦めず、自分の力を存分に出し切って結果に結びついた」と振り返った。市民らの応援に対しては「自分の頑張る活力、モチベーションになり、そうした方々と取れた金メダル」と感謝を示した。【重春次男】

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