サッカー女子のWEリーグは26日、総会と理事会を開き、理事長に当たる3代目チェアにJリーグの野々村芳和チェアマン(52)が正式に就任した。東京都内で記者会見した野々村氏は任期2年の課題に収益向上による経営基盤の安定と、各クラブとの意思疎通を挙げ「サッカー界が一緒になってWEリーグの価値を上げたい」と話した。  2023年度の決算は708万円の黒字だが、日本協会の補助金4億2500万円への依存が大きく、財政の改善が急務だ。野々村氏はJリーグと一体でのスポンサー獲得や広告宣伝などを掲げ、副理事長に就いた日本協会の宮本恒靖会長(47)は「危機にあるWEリーグを良くしたい」と語った。


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