現役引退の記者会見に臨んだ植草歩さん=東京都港区で2024年9月24日午後1時30分、伊藤一郎撮影

 空手の組手選手として活躍し、2015~18年の全日本選手権4連覇や、21年の東京オリンピック出場(7位)を果たした植草歩(あゆみ)さん(32)=八街市生まれ=は24日、東京都港区のアディダスジャパン本社で現役引退の記者会見を開いた。今後について空手の指導者を続けながらモデルとしても活動していくと明らかにした。

 植草さんは、毎日新聞千葉支局が4月に行った企業交流セミナー「企業人大学」の講演会で講師を務め、支局は今回の引退会見に協賛した。

 植草さんは会見で「8歳から始めた空手を32歳まで続けることができて、本当に幸せに思います」と発言。これまでの空手人生を振り返り、両親などへの感謝の気持ちを言葉にした。

 今後の活動については、空手道部の外部コーチを務めてきた母校の日体大柏高校の監督に9月1日付で就任したことを明らかにし、競技を広める活動は続けるとした。また、体の大きい女性向けの雑誌モデルとしても活動していくという。

 空手人生を一文字で表すと何かという問いに対しては、「自分の名前通り『歩』です」と語った。

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