貴景勝は以前から痛めていた首のけがなどのため、ことし5月の夏場所を途中休場し角番で迎えた7月の名古屋場所では5勝10敗と負け越し、通算で30場所務めた大関から関脇に陥落しました。
今場所は10勝以上をあげての大関復帰を目指していましたが、持ち味の突き押しに力強さがなく、初日は大関経験者の御嶽海、2日目は平幕の王鵬に敗れて連敗し、首のけがを理由に3日目から休場していました。
師匠の常盤山親方は、貴景勝が引退届を提出したことを明らかにし、現役を引退することになりました。
貴景勝は、兵庫県芦屋市出身の28歳。
強烈な突き押し相撲を持ち味に初土俵から4年後の平成30年の九州場所で初優勝を果たし、翌年の春場所後に大関に昇進しました。
その後はたび重なる首やひざのけがなどに苦しみましたが、大関を通算30場所務め、昇進後も3回の優勝を果たしていました。
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