ドジャースは19日、相手の本拠地マイアミの「ローンデポ・パーク」でマーリンズと対戦し、大谷選手は1番・指名打者で先発出場しました。

試合前の時点でホームラン48本、49盗塁としていた大谷選手は1回の第1打席でライトフェンス直撃のツーベースヒットで出塁すると、その後、ワンアウト一塁二塁の場面で、三塁への盗塁を決めて今シーズンの盗塁を「50」としました。

そして大谷選手は2回にも盗塁を決めて記録を「51」に伸ばしました。6回の第4打席には低めのスライダーを捉えて今シーズン49本目となる右中間へのツーランホームランを打ち、続く7回には今度はレフトへ2打席連続となるツーランホームランを打って今シーズンのホームランの数が50本に到達しました。

さらに第6打席でもホームランを打ち、1試合での3打席連続ホームランは、自身初めてです。

50本塁打の瞬間

これで大谷選手は今シーズン、出場150試合目でホームラン50本、51盗塁とし、大リーグ史上初めてホームラン50本、50盗塁の「50-50」を達成しました。

打点「117」 日本選手のシーズン最多打点の記録を超える

大谷選手は今シーズン最多の1試合7打点で今シーズンの打点を「117」に伸ばし、松井秀喜さんの持つ大リーグでの日本選手のシーズン最多打点の記録を超えました。松井さんはヤンキース時代の2005年に打率3割5厘、ホームラン23本、116打点をマークしていて、19年ぶりに記録を更新しました。

5年ぶりのサイクルヒットにも大手

また、1回の第1打席でフェンス直撃のツーベースヒット、2回の第2打席でライト前のタイムリーヒット、3回の第3打席は2点タイムリーのツーベースヒットを打っていて、このあとスリーベースヒットが出れば2019年6月以来5年ぶり2回目のサイクルヒット達成となります。

50-50達成 大谷の“そのとき”

大谷選手は打った瞬間ホームランを確信し、珍しく興奮した様子でドジャースのベンチに向かって大きな声をあげました。

その後はゆっくりとダイヤモンドを1周してベンチ前で出迎えたロバーツ監督と抱き合い、ベンチでは満面の笑みでチームメートとハイタッチを交わし、フリーマン選手とも抱き合って大記録の達成を祝いました。

マーリンズの本拠地にもかかわらず球場は大歓声に包まれ、大谷選手はベンチから出て手を上げて応えました。

その際、対戦相手のマーリンズのベンチに向かっても、時間を作ってくれたことに「ありがとう」と目でサインを送り、大谷選手らしい気遣いを見せました。

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