米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手(30)が19日、マイアミで行われたマーリンズ戦でメジャー史上初の「50本塁打、50盗塁」に到達した。前日まで今季の本塁打数を48、盗塁数を49としていた大谷は、新たな偉業を成し遂げた。
大谷は8月23日のレイズ戦で、メジャー史上6人目の「40本塁打、40盗塁」を達成。出場126試合での達成は、2006年にナショナルズのソリアーノがマークした147試合を大幅に更新する最速記録だった。近年で「40―40」は昨季にアクーニャ(ブレーブス)が41本塁打、73盗塁をマークしている。
大谷はその後も着実に記録を伸ばし、9月11日には大リーグで自身シーズン最多となる47号、17日には48号でアジア出身選手では単独最多となるメジャー通算219本塁打を放った。盗塁数はエンゼルス時代の21年にマークした26盗塁が自己最多で、既に大幅に上回っていた。
大谷は岩手県出身で、花巻東高から12年にプロ野球のドラフト1位指名を受け、日本ハム入り。投手と打者の「二刀流」で活躍し、16年にはパ・リーグ最優秀選手(MVP)に輝いた。
17年オフにはポスティングシステムで米大リーグ・エンゼルスに移籍。21年には投手で9勝、打者で46本塁打を放つなどしてア・リーグMVPに選ばれた。23年は44本塁打で日本選手初の本塁打王となり、2度目のMVPを獲得していた。
一方、23年オフにはドジャースに移籍。昨年9月に右肘の手術を受けており、移籍1年目は打者に専念し、前人未到の記録に到達した。【飯山太郎】
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