毎週土曜日放送の「全力応援スポーツLOVERS」から、カープ・野間選手のインタビューです。上位争いをしているチームのことなど、かつて3連覇の経験もある野間選手を直撃しています。

背番号37・野間峻祥。
節目のプロ10年目を迎え、チームでも中堅どころの立ち位置となった今シーズン。
上位の打順を中心に、安定感ある活躍を見せる野間選手を佐竹さんが直撃です!

【野間選手】
Q:ご自身のここまでの成績についてどう思われますか?
「全然です」
Q:え?全然
「はい。この二・三週間ちょっとへこたれてるなって感じですね」
Q:へこたれてる。何か原因があるんですか?
「状態的には、ちょっと今までにない気持ち悪い感じではいます」

今季一度も離脱をせず、チームを牽引してきた野間。
しかし9月は打率.154と苦戦気味。
その原因を、野間自身はこう分析します。

【野間選手】
「僕が思う『なぜ』か。去年とかケガしてるじゃないですか。練習も結構できるんですよ。脚のケガなので打つ方は結構練習できる。なのでケガ明けの試合とか、結構そのままバッと行けたりとか、そのまますんなり入ったりってできていたんですよ。

逆に今年は1か月の離脱なくコンスタントに、監督とかすごい申し訳ないですけど、すごい気遣ってもらっている状態で休みが入ったりとか、試合があったりとかっていうのがあるんですけど、やっぱり1年間やるしんどさを痛感します」

この壁をどう乗り越えるか。
苦境に立たされている今、野間は自らにとって厳しい選択をあえてしています。

【野間選手】
「人に話したりとかアキさん(秋山選手)に話したりするんですけど、やっぱり自分で見つけないとダメだと思うんですよ。突破口というか。だからそれが体なのか、体もあると思うんですよ。やっぱり自分が思ったことができないから。そこをちょっと今色々やっています」

今季ここまでケガによる離脱がない要因の一つは、やはり新井監督の起用法。
野間は125試合中98試合の出場に留めるなど、勝負所に差し掛かるまで特にベテランや中堅には無理をさせませんでした。

【野間選手】
「もう本当にやりやすい環境というか、監督自ら率先して、若い選手が多い中でそういう雰囲気作りというのはやっていただいているので、僕ら中堅だったりっていうところも、そういう雰囲気作りというのはやっていけたらいいなと思いますし、本当、監督はすごい方だなってあらためて思います」

そんな新井監督のもと熾烈な上位争いを続けるカープですが、ここで佐竹さんが個人的に気になっていることを野間選手に直撃してみると…?

【野間選手】
Q:スポラバファミリーとしては本当にTSSにはね、多大なる貢献をしていただいている野間選手なんですけども、何かやりたいこととかあります?
「今年はゆっくり。ゆっくりしたいです」
Q:ゆっくりしたい?
「ゆっくりしたい、今年は」
Q:温泉で美味しいもの食べてとか
「そうですね。それか家で」
Q:家でゆっくり…ずっとカメラでモーニングルーティンとか撮りますね、じゃあ。それでもいいですか?
「あ、いいですよ全然」
Q:野間選手のモーニングルーティーン見てみたいけど

かつての優勝を知る男が強い決意で、残り僅かのペナントレースに臨みます。

【野間選手】
「本当チーム一丸となって最後の最後まで諦めることなく、必死こいて、チーム一丸となって頑張りたいなと思います」

<スタジオ>
カープはこの夏調子が良かったですが、ここにきて失速。木村さん、調子の良さを保つ難しさというのもありますかね?

【コメンテーター:木村文子さん】(エディオン女子陸上部アドバイザー)
「そうですね。一年を通して好調を維持するというのは本当に難しいことで、いいパフォーマンスが出た後は、その分だけ疲労も大きいので、そのバランスを保ちながらというのは非常に難しい。見ていて共感する部分が大きかったんですけど、この試行錯誤した時間がまた、野間選手は一段階レベルアップするのではないかというふうに思います」

節目の10年目ということで、野村選手と私(加藤キャスター)、実は同い年なんですけど、30代を超えるとアスリートじゃなくても「しんどいな」と思う体力面もありつつ、でも上のベテランの選手もいるわけじゃないですか。それで若手も引っ張っていくという、本当に難しい立場で一生懸命自分を見つめながら頑張ってるというのが伝わってきました。ぜひ頑張っていただきたいと思います。

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