高松市出身で、パリ五輪レスリング男子グレコローマンスタイル77キロ級で金メダルを獲得した日下尚選手(23)が17日、香川県立香川中部支援学校(高松市)を訪れ、約370人の児童や生徒たちと交流した。
日下選手が3歳から高校卒業までレスリングの指導を受けた竹下敬教諭(57)が同校に勤務している縁で、今回の訪問が実現した。
大きな拍手と歓声で出迎えられた日下選手は、高等部の生徒たちが作ったくす玉を割り、「優勝しました。みんなに会えてうれしいです」とあいさつ。その後、生徒たちからは好きな食べ物や趣味などを尋ねる質問が相次いだ。日下選手は「自分だけの金メダルではなく、いろいろな人たちに見てもらいたい」と語り、生徒らと喜びを分かち合った。
16日には、高松市の商店街で凱旋(がいせん)パレードが行われ、約2万人が集まった。日下選手には県民栄誉賞と高松市市民栄誉賞が贈られた。【川原聖史】
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