第49回社会人野球日本選手権東海地区予選は14日、愛知・岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで開幕し、1回戦2試合が行われた。JR東海が今夏の都市対抗4強の西濃運輸から序盤に大量点を挙げて8―3で勝ち、三菱自動車岡崎は零封リレーで東海理化に6―0で快勝した。敗れた西濃運輸と東海理化は、敗者復活トーナメントに回る。15日も1回戦2試合が行われる。【黒詰拓也】
JR東海・井上裕貴監督
相手の吉田(聖弥)投手を早く降板させるように対策してきた結果が序盤の複数点につながった。一回に先制2ランを放った水谷(祥平)はルーキーだが、気持ちが強く、チームのために行動する選手。一振りでリズムを作ってくれた。
JR東海・水谷祥平選手
(一回に先制の2ラン)狙っていた内角の直球にうまく反応することができた。少し詰まったが、飛距離は十分だった。相手の吉田投手を乗せてしまうと手がつけられなくなるので、一回の攻撃が大事だと思っていた。4番を打つ身として勝負強さにこだわりながら、思い切ってスイングしたい。
西濃運輸・佐伯尚治監督
序盤に守備のミスなどで乱れ、負けるべくして負けた。打線は相手投手陣にうまく打ち気をそらされ、ヒットは出たが、チャンスで複数点を挙げられなかった。敗者復活トーナメントでは負けられない。何とか4連勝し、本大会に進みたい。
三菱自動車岡崎・梶山義彦監督
先発の笠井(建吾)は立ち上がりから良かった。ストライク先行で、決め球もコースに決まっていた。余計な四球をなくすのが課題だが、予選なので勝つことが一番大事。相手の池田(大将)投手はこれまでも対戦してきて、イメージできていた。うちは守りのチーム。次もしっかり守って勝ちたい。
三菱自動車岡崎・笠井建吾投手
序盤からゾーンで勝負し、打たせて取ることができた。真っすぐで押し、ファウルも取れた。点差が開いたので、ヒットを打たれても慌てずに対処しようと思った。(初戦で敗れた)都市対抗で悔しい思いをした。もう一度力を試したい。
東海理化・山根直輝監督
エースの池田が攻略されたので仕方ない。調子は悪くなかったが、慎重になり過ぎて、テンポを上げることができなかった。しかし、継投した河野(太一朗)が調子を崩していたが、復活の兆しが出てきたのが収穫だった。相手投手に粘られた。
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