28歳の大橋選手は3年前の東京オリンピックで競泳の女子200メートルと400メートルの個人メドレー2種目で金メダルを獲得しました。

そしてこの夏のパリオリンピックでは、200メートル個人メドレーに出場し準決勝で敗退しました。

大橋選手は14日、佐賀市で行われている国スポの競泳・成年女子200メートル個人メドレーに出場し、予選を全体で2位のタイムで通過して決勝に進みました。

決勝で大橋選手は前半を2位で折り返したあと、後半はパリオリンピックの代表で22歳の大学生、松本信歩選手との争いとなりました。

「死ぬ気で泳ぐ」と臨んだ最後の自由形で追い上げましたが及ばず、松本選手が2分10秒51で1位、大橋選手は2分12秒03のタイムで2位でした。

大橋選手は「勝って終わりたかったが、世界でメダルを取ってからなかなかレースを楽しむことができなかった。きょうのレースはとにかく心の底から楽しもうと思って泳いだ。それができて最後としていいレースだった」と述べました。

そのうえで「オリンピックで金メダルという全く夢にも思っていなかったことまで体験させてもらった。夢のような競泳人生だった」と涙をこぼしながら振り返りました。

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