特別顧問を退任した阪口さん=2024年4月2日午後1時9分、稲垣洋介撮影

 高校野球の監督として甲子園通算40勝を挙げた阪口慶三さん(80)が、岐阜県関市立関商工高の野球部の特別顧問を退任したことが明らかになった。8月31日付で退職届を出し受理された。同校によると、体力面が理由という。

 阪口さんは市の会計年度任用職員として今年4月、特別顧問に就任。週末を中心に技術指導をしたり戦術のアドバイスをしたりしていた。ユニホームは脱ぐが、今後も相談があれば電話で助言するという。

 阪口さんは東邦(名古屋市)の監督として1977年夏の甲子園で準優勝、89年春に優勝。大垣日大(岐阜県大垣市)では2007年春に準優勝した。【稲垣洋介】

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