大相撲秋場所(東京・国技館)3日目の10日、幕内玉鷲(39)の初土俵からの連続出場が1631回となり、歴代1位の元関脇青葉城を超えた。今場所初白星で大記録に花を添えた玉鷲は「良かった。本当に良かった」と破顔した。
- 地球一周旅行だった夢、いまは 39歳玉鷲が日本国籍を取得した意味
この日の相手は、かつて自分の付け人を務めていた30歳の輝。「ゴツッ」と頭からぶつかり合うと、玉鷲は両手を伸ばし、一方的に攻めきる会心の相撲だった。デビューから1631回目の土俵で、822個目の白星を挙げた。
歴代1位に並んだ前日よりも「緊張した」という。そんきょの所作も「なんか、バラバラ」。
声援が力になったという。記録を祝福するボードを掲げる人の姿も。「見守られているという気持ち。うれしかった」と玉鷲は言う。
後援者から部屋に「1631」と書かれたホールケーキが届き、力士仲間からも祝福を浴びた。仲の良い阿炎からは「生きる伝説」とたたえられたという。
ここからは、毎日が新記録。「まだ頑張りたい」と話す玉鷲は、「最低、三役に戻ること」と目標を口にした。
玉鷲はこの日、幕内での連続出場が990回になり、歴代6位の宝富士(すでにストップ)に並んだ。
●阿炎 平戸海に押し出されて敗れ、「まだまだまわしを取る相撲がへたくそだなと思いますね」。
●白熊 夜食がラーメンだった翌日は結果が悪いそう。前夜はタンメンだったといい、「やっぱり麺類はダメですね」。
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