幕内最年長の39歳で前頭10枚目の玉鷲は秋場所2日目の9日の取組で初土俵からの通算の連続出場を1630回とし、元関脇 青葉城の歴代1位の記録に並んでいました。

そして10日、3日目の取組で1631回とし、単独1位となりました。

前頭11枚目の輝との対戦では応援のタオルやボードが掲げられ、玉鷲が土俵に上がると、館内から大きな歓声や拍手が送られました。

玉鷲は立ち合い、頭から強く当たっていき、得意の突き押しから、強烈なのど輪などで攻め続け、「押し出し」で勝って、大記録の更新を白星で飾りました。

取組後には再び、館内から大きな拍手が送られました。

また、10日の取組で通算の出場記録も1631回で単独8位になったほか、幕内での連続出場は990回となり、宝富士に並んで、歴代6位となりました。

玉鷲は、おととしの名古屋場所で、所属する片男波部屋で新型コロナウイルスの陽性者が確認された際、初土俵以来、初めて途中休場しましたが、みずからの意思による休場ではないとして通算の連続出場は継続となっていました。

玉鷲「いい相撲が取れてよかった 優勝した気分だ」

初土俵からの通算の連続出場を1631回とし、歴代単独1位となった玉鷲は「気持ちいい。いい相撲が取れてよかった。優勝した気分だ」と喜びを語りました。

そして、「自分だけの力ではなく、応援してくれる皆さんが支えてくれたおかげでここまで来られた」と感謝の思いを述べました。

今後の目標については「とにかく上に上がって戦っていきたい。自分らしい荒々しい相撲を取り続けていきたい」と話していました。

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