10日、都内で開かれたJOC=日本オリンピック委員会の理事会の前に宇野さんへのメダル授与式が行われ、三屋裕子副会長が宇野さんに銀メダルをかけると会場から大きな拍手が送られました。
2022年の北京オリンピックフィギュアスケート団体では、ロシアオリンピック委員会が1位、アメリカが2位、日本が3位となりましたが、大会期間中に当時15歳だったワリエワ選手に過去の大会でのドーピング違反が発覚したためメダルの授与式が延期され、その後、ISU=国際スケート連盟は2位のアメリカを金メダルに、3位の日本を銀メダルに、それぞれ繰り上げました。
これを受けて先月のパリオリンピック期間中にメダル授与式が行われ、男子シングルの鍵山優真選手や女子シングルの坂本花織選手など、当時のメンバーのうち7人はメダルを受け取りましたが宇野さんは欠席していました。
ことし5月に現役引退を発表した宇野さんは「パリの授与式には行けなかったが、こうして改めてお披露目の場を設けていただきうれしく思う。月日はたってしまったが、選手が一丸となってとったメダルなので、とてもうれしい」と喜びをかみしめました。
そのうえで、同じ団体種目の体操男子団体がパリオリンピックで金メダルを獲得したことを踏まえ「団体種目は見ていてとても良いなと思った。フィギュアは個人種目としての印象が強いが、これからは団体種目についても選手も観客も熱くなっていければいい」と話していました。
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