花巻東高校で、高校通算140本のホームランを打った佐々木選手は、ことし春に高校を卒業したあと、アメリカ カリフォルニア州のスタンフォード大学に進学するために渡米しました。

佐々木選手は、9月の入学を前に日本に帰国していて、9日は母校の近くにある花巻市の球場で報道陣に練習を公開しました。

佐々木選手はキャッチボールなどをして体を温めたあと、ショートのポジションに入ってノックを受けました。

このあと木製バットと、アメリカの大学の公式戦で使われる金属バットを使ってフリーバッティングを行い、46スイング中20本、フェンスを越える打球を打ち、中には場外まで飛ばすなど、持ち前のパワーと長打力を披露していました。

佐々木選手は、渡米後は現地の大学の寮に入り、チームの練習に参加したり、将来有望な大学生などが参加する「ドラフトリーグ」の試合に出場したりして、2025年2月から始まるシーズンに備えている一方、入学に先立って、語学やスポーツに関する大学の授業も受けているということです。

また、現地では母校の先輩、大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手や、アストロズの菊池雄星投手と連絡を取り合い、試合も見に行くなど交流しているということです。

佐々木選手は「大リーグは自分自身が最終的に目標にしている場所で、試合を見るだけで刺激にもなるし、先輩方がプレーしているというだけでも感じることがある」と話しました。

そのうえで、「アメリカでの生活はタフな部分もあるが楽しい。ステップアップするために、今置かれている環境でどれだけ結果を出すかが大事だと感じているので、まず来年のシーズンを頑張りたい」と意気込んでました。

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