第49回社会人野球日本選手権の東北地区予選は8日、仙台市の仙台市民球場で準決勝2試合があり、七十七銀行と日本製紙石巻が9日の代表決定戦に進んだ。
七十七銀行はJR秋田に13―4で打ち勝った。日本製紙石巻は、1回戦で今夏の都市対抗準優勝のJR東日本東北を破ったトヨタ自動車東日本を7―0で降した。【牧野大輔】
七十七銀行・長嶋亮磨選手
(四回の同点2ランを含む4打点)初戦はどうしても硬くなってしまう。先制しても逆転されて、硬いなと思ったので、大きいのを狙っていた。打ったのは真ん中低めのスライダー。芯ではなかったが、捉えた感じは良かったので打球を見ずにとにかく走った。
(夏は仙台市・JR東日本東北の補強選手として準優勝を経験)JRさんは点を取られても慌てない雰囲気があって、いいなと思った。帰ってきてからはチームに「結果を急がず、焦らない」とアドバイスした。今日はそこが生きたような試合になった。
日本製紙石巻・塚本峻大投手
(先発し5回5安打無失点の好投)相手はJR東日本東北を破って勢いがあると思っていたので、ある程度ヒットは打たれるのは覚悟していた。要所でしっかり投げ切れたのが良かった。
(五回は2死満塁のピンチを三振で切り抜け)最後のボールは球速遅めのカットボール。振ってくれて良かった。(自身は32歳で)若い選手たちに本大会を経験させたいので、僕が打たれて終わるわけにはいかないなと思った。都市対抗以降、得点圏からどういう投球ができるかをテーマにしてきただけに、(抑えて)僕が一番しびれました。
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