【ソフトバンク-西武】6回途中1失点で2勝目を挙げたソフトバンク・松本晴=みずほペイペイドームで

○ソフトバンク3―1西武●(8日・みずほペイペイドーム)

 プロ2年目の松本晴が、ソフトバンクの連敗を止める原動力になった。六回途中1失点、8奪三振と試合を作り、優勝へのマジックナンバーを13とした。

 チームが連敗中のことは考えず、集中力を高めることを意識した。その効果が発揮されたのは2点を先取後の三回だ。

 出塁を許せば中軸につながりかねない8番打者から、という状況で「点を得たことで集中力が一気に増したので気持ちも入った」。

 直球で有利なカウントを整え、変化球を織り交ぜ、3者連続三振。この回、圧巻の15球で、反撃に転じたい相手打線を黙らせた。

 8月は2試合に先発してプロ初勝利も挙げたが、その後はチーム事情で2試合、中継ぎを務めた。再び回ってきた先発の機会は台所事情にもよるが、首脳陣からの信頼は以前よりも高まっている。

 「プレッシャーもあるが得られることの方が大きい。うれしいチャンスだと思って頑張る」。プロ2勝目は初々しさよりも頼もしさが勝っていた。【林大樹】

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