世界ランキング2位で18歳の小田選手は、ここまで3試合を1セットも落とさずに勝ち上がり、5日に行われた準決勝で世界4位のフェルナンデス選手と対戦しました。

第1セットは先に相手に2ゲームを取られましたが、その後はサーブからリズムを作ると積極的に前に出て攻めて6ゲームを連取し、6ー2で取りました。

第2セットは相手の強烈なショットに苦しみ競り合いとなりましたが、5-5からの相手のサービスゲームでデュースを繰り返した末、ブレークに成功しました。

続くみずからのサービスゲームはデュースの末、3回目のマッチポイントで力強いフォアハンドのショットを決めて7-5で取り、セットカウント2対0でストレート勝ちしました。

小田選手は初めてのパラリンピックで目標の金メダルまであと1勝とし、7日に行われる決勝では世界1位でイギリスのアルフィー・ヒューウェット選手と対戦します。

小田凱人「負ける気がしない」

小田選手は勝利を決めると、コート上でラケットをギターに見立てて弾く得意のポーズを見せて喜びをあらわにしました。直後のインタビューでは「最初はめっちゃよかったが後半は危なかった。もう1回スイッチを入れ直してひと段階ギアを上げてやれたのでこの試合を見せられてうれしい」と振り返りました。
世界ランキング1位のアルフィー・ヒューウェット選手と対戦する決勝に向けては「彼に勝つためにここに来た。彼との決勝を求めてきたのですごく楽しみだし、負ける気がしない」と力強く話していました。

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