野球の第13回U18(18歳以下)アジア選手権第3日は4日、桃園などで1次リーグ3試合があり、B組の日本はフィリピンに13―0(5回コールド)で勝ち、3連勝で1位通過を決めた。
日本は一回に浜本遥大(広陵)の適時三塁打で先制するなど、打者11人で2長打を絡めて6得点。二回も宇野真仁朗(早稲田実)の適時三塁打などで加点した。先発間木歩(報徳学園)は2回無失点。坂井遼(関東第一)、田崎颯士(興南)と3投手の継投で相手打線を無安打、10奪三振と抑えた。
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5日は公式練習があり、2次リーグでは6日にA組1位の台湾と、7日に同2位の韓国と対戦する。
高尾に教わったスライダー「武器に」
待ちに待った国際大会の先発マウンドで間木歩(報徳学園)が2回無失点と試合を作った。
今夏の甲子園は1回戦敗退。救援登板で打者1人、わずか4球で終わった。不完全燃焼だった最後の夏には、日本代表という続きがあった。
「甲子園で終わった(高校)野球がまた出来る。感謝して一戦一戦全力で戦いたい」。主将も任され、さらに気を引きしめた。
台湾入り後も貪欲(どんよく)だった。高尾響(広陵)からスライダーについて「リリース時に強く握る」と助言をもらった。これまで自身が投げていたものよりも鋭く曲がるようになった。
5奪三振のうち2つはその新球で奪った。被安打0の投球に「新しい武器になる。2次リーグ以降も無失点に抑えたい」。(桃園=大坂尚子)
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