オリンピックのメダリストが4日、秋田市の特別支援学校を訪れ、児童生徒とスポーツを通して交流した。

児童生徒の歓迎を受けながら登場したのは、2016年リオデジャネイロオリンピック女子レスリングの金メダリスト・登坂絵莉さんと、元サッカー女子日本代表で2012年ロンドンオリンピックの銀メダリスト・岩渕真奈さん。

2人は、子どもたちにスポーツの楽しさを伝えることを目的に全国の小学校や特別支援学校を訪れていて、4日は秋田市の栗田支援学校の児童生徒と交流した。

登坂さんは、体重90キロを超える先生にタックルを決めたり、肩に担ぎあげる技を披露した。

メダリストの力強さを目の当たりにした児童たちは、続いて「ピックレスリング」に挑戦した。洗濯ばさみで服につけたリボンを取るゲームで、2人の素早い動きに負けじと必死に追いかけていた。

また、岩渕さんがゴールキーパーとなってシュートゲームも楽しんだ。ゴールが決まるたびにハイタッチや拍手をして喜び、児童たちは気持ちのよい汗を流していた。

ピックレスリングを通して交流した登坂絵莉さんは「私も結構逃げているつもりだったが子どもたちが賢くて、だんだんやり方を分かってきて、手首を抑えて逃げないようにして取りにきたりしていた。今度来る時は、負けないように成長して帰ってきたい」と笑顔で話した。

また、岩渕真奈さんは「いろいろな個性がある中で、子どもたちの笑顔はいろいろな体験からつくることができる。このような活動ができてよかった」と話した。

最後は本物のメダルに触れて重さを実感するなど、児童たちは様々な体験を通してスポーツを満喫していた。

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