ドジャースは3日からエンジェルスとの2連戦が始まり大谷選手は開幕以降初めて6シーズンを過ごしたエンジェルスタジアムでの試合に臨みました。
大谷選手は1番・指名打者で先発出場し、1回の最初の打席でベンチから姿を見せると、古巣のファンたちが一斉に立ち上がって大きな拍手と歓声を送りました。
第1打席はフルカウントから150キロを超える速球を引っ張ってファーストゴロとなりました。
第2打席は1点を追う3回、ワンアウト一塁の場面でむかえ甘く入ったカーブを逃さずライト線に運び、2試合連続ヒットがタイムリースリーベースとなって同点に追いつきました。
さらに2番・ベッツ選手のヒットで大谷選手がホームにかえりドジャースはこの回、2対1と勝ち越しました。
5回の第3打席はフルカウントから6球目の高めの速球を見逃して三振、2対2の同点でむかえた8回の第4打席はノーアウト一塁の場面で高めの速球に空振り三振となりました。
試合はこのまま延長に入りドジャースが10回、1点を勝ち越したあと、ツーアウト二塁の場面で大谷選手に第5打席が回りここは申告敬遠で勝負を避けられました。
これで一塁二塁とチャンスが広がり、直後のベッツ選手のスリーランホームランにつながってこの回4点を奪い、ドジャースが延長の末、6対2で勝って2連勝としました。
大谷選手は4打数1安打1打点フォアボール1つで打率を2割9分2厘とし、今シーズンの通算打点も「99」に伸ばして2021年にマークした自己最多の100打点まであと「1」となりました。
エンジェルスのファンからも歓声
大谷翔平選手が古巣、エンジェルスの本拠地でプレーするのは開幕以降初めてです。
試合前に大谷選手がグラウンドに姿を見せるとエンジェルスのファンからも歓声が上がりました。
そして、大谷選手は、慣れ親しんだグラウンドの外野まで小走りで向かい、エンジェルス時代と同じようにセンター付近のフェンスに書かれているエンジェルスのロゴに向かってボールを壁に当てるウォーミングアップを行いました。
さらに、去年手術した右ひじのリハビリを続けるなか3日ぶりのキャッチボールも行いました。
スタジアムにはエンジェルス時代の大谷選手のユニフォームを着たファンも多く訪れていて、男性ファンは「ドジャースのユニフォームを着ているのを見るとまだ心が痛みますが、彼が球団とファンにしてくれたことはとても感謝しています。彼が多くのホームランを打って、エンジェルスが勝つ試合を見たいです」と大谷選手のプレーを楽しみにしている様子でした。
また、日本から大谷選手の名前と愛犬のデコピンの絵が書かれた横断幕を持って応援に訪れたという男性は、「去年も来ましたがちょうどわき腹をけがしてしまって見ることができず、リベンジのつもりで来ました。この2試合でホームラン50本、50盗塁を達成してほしいです」と話していました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。