この夏のできごとを振り返ります。記録的な猛暑や県内でも盛り上がりを見せたスポーツの話題など、あつい話題がたくさんありました。

【野口記者】
「こちらは午後3時前のサガテレビ前です。直射日光が差してジリジリとした暑さでこうやって立っているだけで汗が噴き出してきます」

7月下旬。平年よりも3日遅い梅雨明けとなった県内。25日連続35℃を超える猛暑日となり、連続記録を大幅に更新。「記録的な暑さ」となりました。
消防庁によりますと、8月25日までに県内で熱中症で搬送された人の数は831人で、去年よりも100人ほど多くなっています。
そんな暑さを吹き飛ばすように県内各地では夏恒例の祭りや行事を楽しむ人々がみられました。

【参加者】
「めっちゃ楽しかったです」
「ちょっと斜めになったけど勝てたからよかったです」

【花火を見たこども】
「ロケットみたいな(花火が)いいなと思った」

一方、今年はスポーツに沸く夏でもありました。
7月26日に開幕したパリオリンピック。オリンピック・パラリンピックには佐賀ゆかりの選手17人が出場しました。

【銀メダル獲得唐津西高校出身 岡田奎樹選手】
「本当に信じられないですね。このメダル。フィニッシュした瞬間が一番興奮して、よく覚えていないですけど、良い経験をさせてもらいました」

【鈴木アナウンサー】
「打球はファーストへ。自らベースを踏みました。有田工業2年ぶり、3回目の優勝です」

夏の高校野球県大会。決勝は有田工業が2連覇を狙う鳥栖工業を破り甲子園への切符を手にしました。

【有田工業 前田壮梧主将】
「ライバル校の鳥栖工業に粘り強く戦って逆転勝ち出来たので良かったです」

【鈴木アナウンサー】
「有田工業の赤色に染まったアルプススタンド佐賀からは600人以上が訪れています。まもなく試合開始です」

甲子園での初戦は開幕試合。有田工業は滋賀県代表の滋賀学園と対戦です。10対6で敗れ初戦突破はなりませんでした。

【石永煌希投手】
「みんなに不甲斐ないピッチングをしてごめんと謝りたいです。最後まで楽しめて野球ができて(3年生)9人という少ない人数だったんですけど、最後は甲子園に行けて良い思い出になったかなと思います」

一方佐賀を舞台にした高校生の熱戦も。
九州4県を中心に行われた北部九州インターハイ。佐賀ではフェンシングや水泳、ボクシングなど6競技が行われました。県内での開催は11年ぶりです。

新体操男子では、圧巻の演技で魅せた神埼清明が6大会ぶりに優勝を飾り、なぎなた女子では牛津が初優勝。そして、レスリング団体で鳥栖工業が連覇を達成しました。

【 吉田悠耶選手】
「緊張もありつつ絶対に勝ってやるという気持ちで臨みました。団体優勝を決められたのでとてもうれしいです」

この盛り上がりを引き継ぎながら5日から始まるのは、体操や水泳など国民スポーツ大会の会期前競技。いよいよSAGA2024が開幕します。
厳しい残暑が続きそうですが、スポーツの熱もまだまだ続いていきそうです。

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