2日は都内でNPBとプロ野球の12球団による実行委員会が開かれ、この中で、10月から宮崎県で始まる「フェニックス・リーグ」で守備の選手とバッターランナーの接触を防ごうと、一塁ベースの横にもう1つベースを並べる「ダブルベース」を導入することを決めました。
NPBによりますと、「フェニックス・リーグ」が行われる一部の球場にソフトボールと同じように従来の一塁ベースのファウルゾーン側に同じサイズのベースを置いて、バッターランナーは一塁を駆け抜けるときはファウルゾーン側のベースを踏むことになるということです。
大リーグでは昨シーズンから、ベース上での接触を減らすためにホームベースを除く各ベースの大きさを1辺当たり3インチ、およそ7.6センチ拡大していますが、日本ではプロ・アマともに今シーズンでの導入は見送られていました。
NPBの井原敦事務局長は「ダブルベースの導入は試験的なもので、選手や監督、それに審判から意見を聞いたうえで議論をしていきたい」と話しています。
このほか実行委員会では来シーズンから、試合中に選手がプレーしている動画や写真をSNSや動画投稿サイトなどに配信することを禁止する規定を新たに設けることが決まりました。
迷惑行為や営利目的での撮影や配信を防ごうというもので撮影自体を禁止するものではなく、家族や友人に撮影したものを送信することやプレー以外の選手やベンチ内の様子、それにマスコットなどを撮影し、試合後に2分20秒以内で配信することは認めるとしています。
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