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パラトライアスロン どんな競技?
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“パラトライアスロンの魅力” ルール・クラス分け
パラトライアスロン どんな競技?
パリパラリンピックのトライアスロンはオリンピックの距離の半分となる▽750メートルを泳ぐスイム、▽20キロを自転車で走るバイク、▽5キロを走るランで争われます。
“パラトライアスロンの魅力” ルール・クラス分け
パラトライアスロンは、障害の種類や程度によって、大きく3つのクラスに分けられます。
▽競技用の車いすを使う選手のクラス
▽足や腕に障害がある運動機能障害のクラス
▽視覚障害の選手のクラス
選手が使う様々な用具も障がいの種類によって、異なります。
【バイク】
▽車いすを使う選手のクラスは手でこぐことができる自転車の「ハンドサイクル」
▽視覚障害の選手のクラスは2人乗りの「タンデム自転車」
選手の障害の種類によって「ハンドラー」や「ガイド」と呼ばれるパートナーのサポートを受ける選手もいて、チームワークも不可欠です。
「スイム」から「バイク」、「バイク」から「ラン」のつなぎの部分、「トランジション」はその時間もタイムに加算され、第4の種目とも言われています。
障害に合わせ用具を使いこなしながら、限界に挑む選手たちの姿に注目です。
- 注目
《日本代表(4人)》
【男子】
▽パラ競泳からパラトライアスロンに転向して3大会の連続出場となる車いすのクラスの木村潤平選手(きむら・じゅんぺい)
▽運動機能障害のPTS4のクラスの宇田秀生選手(うだ・ひでき)
▽視覚障害のクラスの米岡聡選手(よねおか・さとる)
【女子】
▽3大会連続出場となる運動機能障害のPTS2のクラスの秦由加子選手(はた・ゆかこ)
【詳しくはこちら】日本代表プロフィール
セーヌ川でのスイムは
「スイム」は競技会場のセーヌ川で行われます。
セーヌ川は水質の悪化などから長年、遊泳が禁止され、パリ市などが大会に向けて対策を進めてきましたが、オリンピックのトライアスロンは雨の影響による水質悪化で男子の競技が延期されました。
パラリンピックも予定どおり競技を行えるか、注目されています。
注目は宇田秀生 2大会連続のメダルなるか
日本の注目選手は、運動機能障害のPTS4のクラスの宇田秀生選手です。東京パラリンピックで、トライアスロンの日本選手として初のメダルとなる銀メダルを獲得しました。
東京大会のあとは、苦手なスイムの克服に努め、徹底した泳ぎ込みで、スピード強化に取り組んできました。スイムの遅れを最小限に抑え、得意のバイクでばん回することで、より優位にレースを展開する狙いです。
しかし、ことし5月に行われたパラトライアスロン横浜は、体調不良で途中棄権となりました。その後もコンディション不良が続いて世界ランキングで順位を落とし、自力でのパラリンピック出場を逃しましたが、その後、過去の実績などで推薦枠での出場が決まりました。
ことし7月の会見で、宇田選手はコンディションが戻ってきていることを強調したうえで、涙ながらに「半分心が折れかけていたが、神様が最後に招待状を送ってくださり、なんとかパリの切符を手にすることができた。一緒にやってきた仲間の中にはパリに行けない選手もいるので、その分も命を削って走りたい」と強い意気込みを見せました。
目標は2大会連続のメダル獲得です。
【NHK放送予定】パリパラリンピック2024
【日程紹介】パリパラリンピック2024
【NHKニュース】パリパラリンピック2024
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