【パリ共同】パラリンピック開催地のパリのイダルゴ市長は、市中心部の観光名所エッフェル塔に設置された五輪マークを9月8日のパラ閉幕後も残す方針を表明した。地元紙ウエスト・フランスが8月31日にイダルゴ氏のインタビューを報じた。  五輪成功のレガシー(遺産)にしたい考えだが、世界屈指の観光スポットに五輪マークを設置し続けることは景観の問題をはじめさまざまな論議を呼びそうだ。イダルゴ氏は「市長としての決定であり、国際オリンピック委員会の同意も得ている」と強調した。  五輪マークはパリ五輪・パラを控えた6月、セーヌ川側の地上60メートルの位置に取り付けられた。幅29メートル、高さ13メートルで、重さ約30トン。イダルゴ氏は、長期にわたり設置しておくには重過ぎるとして、同じ大きさのレプリカに交換する必要があると語った。2015年に五輪招致活動を始めた頃から設置する構想があったという。  エッフェル塔はライトアップで政治的なメッセージを示すこともあり、ロシアのウクライナ侵攻直後にはウクライナ国旗の色である青と黄色でライトアップして連帯を示した。


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