予選リーグ3連勝 グループAのトップで準決勝へ
車いすラグビーで世界ランキング3位の日本は、パラリンピックでは2大会連続で銅メダルを獲得していて、パリ大会では初の金メダル獲得をねらいます。予選リーグのグループAでドイツとアメリカに勝って2連勝の日本は31日に行われた第3戦で世界5位のカナダと対戦しました。
日本は第1ピリオド、エースの池崎大輔選手がスピードを生かした巧みなチェアワークでトライを重ねていき、13対9と4点をリードしました。しかし、続く第2ピリオドは、相手のエース、ザッカリー・マデル選手の攻撃を止められず25対25と同点に追いつかれて前半を終えました。
それでも後半に入った第3ピリオドからは、積極的なプレスで相手のパスミスを誘ってリズムをつくるとキャプテンで司令塔の池透暢選手を軸に多彩な攻撃を見せて徐々にリードを広げていきました。
日本は、50対46でカナダに勝って予選リーグを3連勝としグループAのトップで1日の準決勝に進みました。
池透暢 主将「次の試合に集中して勝つ」
チームトップの15得点をあげたキャプテンの池透暢選手は「ベストパフォーマンスを出せるように準備してきたので、いいパフォーマンスができてよかった」と話しました。
そのうえで予選リーグを1位で通過したことについて「あまり関係ないと思っていて次の試合に集中して勝つことだけを考えている。この勝利を忘れて体をリカバリーして次に臨みたい」と話し、パラリンピックで大きな壁となっている準決勝に向けて気持ちを新たにしていました。
エース 池崎大輔「ここからが本当の戦い」
14得点で勝利に貢献したエースの池崎大輔選手は「今までやってきたことが結果として出た。満足することなく、ここからが本当の戦いなので気を引き締めたい。1点を取る、守るというチームプレーの精度を高めていかないといけない」と話していました。
そして「いつも準決勝をこえられないのでしっかり勝ちきりたい。ここからは気持ちの強い方が勝つと思っている」と大きな壁となっている準決勝に向けて並々ならぬ思いを口にしました。
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