男子400メートル自由形、視覚障害のクラスは予選がなく、いきなり決勝のレースとなりました。

富田選手は序盤、4番手でレースを進め、300メートルの折り返しを前に順位を1つあげて3番手につけました。

終盤は2番手の選手に対して激しい追い上げを見せましたが、最後は4分32秒33のタイムでフィニッシュし、銅メダルを獲得しました。

富田選手はこの種目で前回の東京大会の銀メダルに続く2大会連続のメダル獲得です。

▽金メダルはチェコのダビド・クラフトビル選手
▽銀メダルはオランダのロヒエル・ドルスマン選手でした。

富田宇宙「恩返しができることを心から感謝」

富田選手は「すばらしい会場で多くの人の声援を受けながら泳ぐことができた。こういった結果で皆さんに恩返しができることを心から感謝している」と喜びを口にしました。
そのうえで「僕にとって初めてのパラリンピックだった前回の東京大会は無観客で、こういった雰囲気での大会は初めてだった。目が見えなくなって、障害者になって苦労もたくさんしたが、障害があったからこそ、こういった場に立つ機会をもらえた。自分が障害を負ったことや、これまで歩んできたいろいろな苦労も含めてありがとうと言いたい」と話していました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。