車いすラグビーで、世界ランキング3位の日本は、リオデジャネイロ大会と東京大会の2大会連続で銅メダルを獲得していて、パリ大会では初の金メダル獲得をねらいます。

予選リーグの初戦でドイツに快勝した日本は30日の第2戦で前回の東京大会で銀メダルを獲得した世界2位のアメリカと対戦しました。

日本は、前半、チーム最年少の22歳、橋本勝也選手がトライを量産して10点を挙げる活躍を見せたのに対してアメリカも巧みなパス回しで得点を奪い、22対22の同点で試合を折り返しました。

後半も競り合いが続くなか、日本は、最終の第4ピリオドでキャプテンの池透暢選手を中心に磨いてきた堅い守備で相手のパスミスを誘い、そこからの攻撃でリードを広げ、45対42でアメリカに勝ちました。

日本は4チームで戦う予選リーグを2連勝として、上位2チームが進む準決勝進出に向けて前進しました。

日本は31日の予選リーグの第3戦で世界5位のカナダと対戦します。

橋本勝也「目の前の1つ1つのプレーを大事に」

アメリカ戦でチームトップの18得点をマークした22歳の橋本勝也選手は「いつもと変わらず平常心で今までやってきたことをコート上で体現するということを考えていた。余計なことを考えるといいプレーができなくなるので無我夢中で目の前の1つ1つのプレーを大事にしていった」と振り返りました。

そして「どちらに流れが行ってもおかしくない試合だったがチームで磨いてきた守備が機能したことが大きかった」と勝因を分析していました。その上で「あすも厳しい戦いになると思うが積み上げてきたものを出してディフェンスで世界一を取りたい」と意気込みを示しました。

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