自転車の女子個人パシュート、運動機能障害のクラスの予選は2人ずつ1周250メートルのトラックを12周して、出場する選手のうち、タイムが上位の2人が金メダルをかけた決勝へ、3位と4位が3位決定戦に進みます。

杉浦選手は東京大会ではロード種目で2つの金メダルを獲得。去年の世界選手権では同じ女子個人パシュートなどトラック種目で金メダルを獲得しました。

杉浦選手は最初の1000メートルを全体4位のタイムで通過しましたが、その後、徐々にタイムを落とし、3分53秒549の5位で予選敗退となり、この種目でのメダル獲得はなりませんでした。

杉浦選手は今大会、ロードとトラックの合わせて5種目に出場予定で、残る4種目で、東京大会で打ちたてた日本選手のパラリンピックでの金メダル最年長記録の更新をねらいます。

杉浦佳子「力が及ばなかった」

女子個人パシュート、運動機能障害のクラスで予選敗退となった杉浦佳子選手は「予選を勝ち抜くことだけを考え、とにかくこの1戦だけにかけたが、力が及ばなかった」と悔しそうな表情で話しました。

このクラスの予選では、杉浦選手のレースの前に世界記録が相次いで更新されるレベルの高い争いとなり「今の自分のベストな走りはできたが、ほかの選手が想像以上に速かった。東京パラリンピックから自分も成長していたと思うが、ほかの選手の成長が著しかった」と振り返りました。

杉浦選手は、試合の前日まで、ぜんそくの発作が出るなど体調を崩していたということで、今後、混合チームスプリントには出場せず、個人の3種目に出場する予定だということで「少しでも体調を戻して、自分のすべてを、今の全力を出して本番に臨みたい」と力強く語りました。

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