【パリ共同】パリ五輪に参加した北朝鮮は28日開幕のパリ・パラリンピックへの選手派遣を見送った。経済難が理由とみられ、専門家は国連制裁による国際的孤立で他国の支援を得づらいことが背景にあると指摘。協力を深めるロシアが国として参加できなかったことも影響したと見る。  障害者スポーツは選手に対する医療や技術的なサポートが不可欠で、経済的な負担が大きい。韓国障害者人権センターの徐仁煥代表は「北朝鮮は国際大会の参加経費を外部からの支援で賄っていた」とし、韓国や欧米の非政府組織が支えていたと説明。平壌からパリまでの交通費が高額で、選手を監視する要員にかかる経費もかさむと語った。


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