レッドソックスの本拠地、ボストンで26日に行われたブルージェイズとの試合は2か月前の6月26日に雨のためサスペンデッドになった試合の続きで、2回途中から再開されました。

ジャンセン選手は6月26日の試合にブルージェイズの一員として先発出場していて、その日は2回途中にジャンセン選手の打席で雨が激しくなり、そのままサスペンデッドになっていました。

その後、ジャンセン選手はレッドソックスに移籍したため、この日、試合が再開されると、立つはずだった打席には代打が送られ、その様子をジャンセン選手がキャッチャーのポジションからマスク越しに見守りました。

ジャンセン選手は、大リーグ史上初めて「同じ試合に両チームで出場した選手」となり、「すてきな体験を楽しむことができた。ユニークな機会を与えてもらったことに感謝したい。試合が始まると、いつもどおりに集中できました」と話していました。

なぜ珍事は起きた?

なぜ、ジャンセン選手が同じ試合に異なるチームで出場することになったのかを時系列で見てみます。

【6月27日】
6月27日の試合でジャンセン選手は当時、所属していた「ブルージェイズの選手」としてボストンでのレッドソックス戦に7番・キャッチャーで先発出場しました。
しかし、この試合は2回途中のジャンセン選手の打席の時に雨で中断し、そのまま延期になりました。

【7月27日】
その後、大リーグの夏のトレード期限を前にした、7月27日にジャンセン選手は同じアメリカンリーグ東部地区のレッドソックスに移籍しました。

【8月26日】
8月26日に延期になった6月の試合がおよそ2か月ぶりに行われ、ジャンセン選手は今度は「レッドソックスの選手」として7番・キャッチャーで出場しました。
同じ試合がおよそ2か月延期されて開催されたため、1人の選手が同じ試合に両チームで出場するという珍事が起きました。

ちなみにブルージェイズはこの夏のトレード期限で菊池雄星投手を含む多くの主力選手がトレードで移籍しました。

このため26日の試合ではジャンセン選手以外にもマリナーズに移籍したベテランの指名打者、ターナー選手やドジャースに移籍したセンターのキアマイヤー選手のポジションでも代わりの選手が起用されました。

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