パリ・オリンピックを終えて、八千代市役所を表敬訪問した角田夏実選手(左)と安楽宙斗選手=同市役所で2024年8月26日午前10時半、松尾知典撮影

 パリ・オリンピックの柔道女子48キロ級で金メダル、男女混合団体で銀メダルに輝いた角田夏実選手(32)と、スポーツクライミング男子複合で銀メダルを獲得した安楽宙斗選手(17)が26日、出身の千葉県八千代市役所を表敬訪問した。

 2選手はこの日午前10時ごろ、同市役所玄関に到着。出迎えた大勢の市職員や市民から「おめでとうございます」という声や拍手を受け、笑顔で花束を受け取った。その後、会議室に移動し、服部友則市長らに結果を報告した。

 今回のパリ大会が初出場で、女子48キロ級での金メダルは2004年アテネ大会の谷亮子さん以来、20年ぶりの快挙だった角田選手は「東京大会に出場がかなわず、一度は諦めようと思いました。そこからたくさんの人に支えられ、きつい道のりでしたが、皆様の応援のおかげで戦いきることができました」と笑顔をみせた。

 県立八千代高校3年の安楽選手は、スポーツクライミングの日本男子で初めて表彰台に立った。「1位を狙ってトレーニングをしてきたので、2位はとても悔しい。ですが、(パリ大会は)調子が良くて本気で臨めた分、改善点も見つかったので、残りの大会も頑張って練習を重ねていきたい」と前向きだった。

 服部市長は「メダリストになられたこと、本当におめでとうございます。八千代の子どもたちに大きな勇気と希望を与えてくれました」と2人の健闘をたたえた。【松尾知典】

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