握手会に参加したパリ五輪レスリング日本代表の(左から)樋口黎、清岡幸大郎、桜井つぐみ、元木咲良、日下尚、高谷大地=25日、東京都世田谷区

 レスリングのパリ五輪メダリストのうち計6人が25日、全日本学生選手権が行われた東京・駒沢屋内球技場で握手会などに臨み、約500人が集まる盛況だった。男子フリースタイル57キロ級覇者の樋口黎は「小さな子どもたちも来てくれて、うれしかった。結果を残すだけでは駄目。普及にも全力で取り組んでいきたい」と自覚をにじませた。  日本勢は五輪過去最多の金メダル8個を獲得。競技の認知度を高めるため、選手がファンサービスを企画した。女子57キロ級優勝で高知県出身の桜井つぐみは「レスリングが好きだという人が増えてほしい。地方でもこういったイベントをやっていきたい」と意欲的だった。


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