岩国工業出身の加納選手は、パリオリンピックのフェンシング男子エペ個人で個人種目では日本選手で初めてとなる金メダルを獲得し、男子エペ団体では銀メダルを獲得しました。

岩国市では、加納選手が前回の東京大会で団体の金メダルを獲得した功績をたたえるとともに競技の普及につなげようと、2年前から山口県フェンシング協会などが「加納虹輝杯」と名付けた大会を毎年開いています。

25日は加納選手がエキシビションマッチとして登場し、ことしの世界ジュニア選手権の日本代表で同じ岩国工業出身の中本尚志選手と対戦しました。

10ポイント先取で行われた試合では、加納選手が持ち味の素早い動きなどで終盤に連続ポイントを奪い、逆転で勝利しました。

会場に集まった観客からは大きな歓声と拍手が送られ、岩国市の小学3年生の男の子は「最高だった。最後のポイントを奪った加納選手の剣さばきは迫力があり、楽しかった」と話していました。

加納選手は「本当に多くの方々が会場を訪れていて、オリンピックの影響の大きさを感じた。今後も岩国市からフェンシングのすそ野を広げていきたい」と話していました。

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