採火式は、24日、イギリス南部のストーク・マンデビルで行われました。

ストーク・マンデビルには、第2次世界大戦中、負傷兵のための医療施設があり、1948年にリハビリの一環として開かれた障害者のスポーツ大会が、のちのパラリンピックにつながったと言われています。

式典ではIPC=国際パラリンピック委員会のパーソンズ会長が「パラリンピックは障害のある人たちを中心に据えた唯一の世界的な催しで、今や世界中の何十億もの視聴者を魅了している」とあいさつし、パリ大会への期待を示しました。

そして、地元イギリスのパラリンピックのメダリスト2人が聖火台に火をともし、パーソンズ会長がトーチで聖火を受け継ぎました。

聖火リレーは25日に海底トンネルを通ってフランスに入ったあと、12の火に分けられおよそ50の都市を回り、28日の開会式当日に首都パリで1つに集められます。

パリパラリンピックは来月8日までの12日間行われますが、大会組織委員会によりますとこれまでにフランス国内を中心に175万枚以上のチケットが売れ、売り切れ間近の競技も多いということで、オリンピックの熱戦を受けてパラリンピックへの関心が高まったとみられています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。