(23日、第106回全国高校野球選手権大会決勝 京都国際2ー1関東第一=延長十回タイブレーク)

 七回から先発の畠中を救援した坂井が、無死一、二塁で始まるタイブレークの十回につかまった。先頭に左前安打を打たれ満塁にすると、次打者に押し出し四球を与え、降板した。ただ、表情に曇りはない。「思い切り投げられたので、悔いはないです」。チームが戦った全5試合に登板し、自責点ゼロに抑えた右腕は、胸を張って甲子園を去った。

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