第106回全国高校野球選手権大会は最終日の23日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で決勝があり、京都国際が関東一(東東京)を延長十回タイブレークの末に2―1で破り、春夏通じて初優勝を果たした。京都国際・小牧憲継監督の試合後のインタビューは次の通り。
京都国際・小牧憲継監督
本当にすごい選手たちだなと、ひたすら感心していました。(最後は)もう開き直るしかなかった。ただ、その精神力、気持ちの部分、ここだけは負けたらあかんとずっと言い続けてきた。本当に足が震えるような場面、全員でしっかり思いを持って、強い気持ちを持って攻めてくれた結果です。
1日でも長く選手たちと野球をやりたいと大会前に伝えたが、まさかここまで来られるとは正直思っていなかった。選手たちから、こんなおっさんに素晴らしい夏休みをもらえたなと。本当に「ありがとう」の一言です。
<中崎琉生(るい)投手、西村一毅投手について>
この二人ありきのチームなので。とにかく守って守って耐えて粘って、というチーム。本当に苦しい場面何度もあったが、よく二人で競い合って成長して投げきってくれた。
<投手中心にしっかり守った>
特段打てるチームではないので、守れてなんぼ。とにかく一球に対する意識、特に春の甲子園で負けて一球の重さを知ったチーム。一球の質にこだわってキャッチボールからやっています。
<今春のセンバツで敗れた青森山田、3年前の夏の甲子園で敗れた智弁学園にも勝利した>
今も球場にたくさんの教え子が来てくれているが、やっぱり野球部が始まった時から一人一人の選手たちにドラマがあって、いろいろな教え子たちの顔が今思い浮かんでいる。このグラウンドで、素晴らしいこの甲子園球場で、今いる選手たちがよく体現してくれた。
<京都勢としては68年ぶりの優勝>
甲子園出発前に「強い京都をもう一度取り戻す」と話してきたが、実行できて良かった。
<6試合を戦い終えた選手たちを見て>
本当にたくましくなったなと。この甲子園球場、ファンの皆様に温かい拍手をいただいて、本当に一球一球、甲子園という舞台に育ててもらってたくましくなったと思う。
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