タイガースはこの試合、リリーフ投手陣でつなぐ「ブルペンデー」で、前田投手は、0対0の2回から2人目でマウンドに上がりました。

この回の先頭バッターはカブスの4番・指名打者で出場した鈴木選手で、プロ野球の広島でチームメートだった2人が初めて対決しました。

この打席は鈴木選手が初球を打ってショートへの内野安打で塁に出ました。

前田投手はこのあと連続ヒットを許して満塁のピンチを招き、9番バッターに初球のストレートをレフトスタンドに運ばれていきなり4点を失いました。

このあとの鈴木選手との対決は3回の第2打席がフォアボール、4回の第3打席はセンターフライで、直接対決は鈴木選手が2打数1安打でした。

3回と4回にも1点ずつを奪われた前田投手は続く2イニングは無失点に抑えましたが、7回はマウンドに上がらず、この試合5回を投げて打たれたヒットは満塁ホームランを含む9本で6失点、奪った三振は5つ、与えたフォアボールは2つで、防御率は6.42になりました。

一方、鈴木選手は、前田投手がマウンドを降りたあとの第4打席は空振り三振に倒れ、この試合3打数1安打で打率は2割6分4厘になりました。

試合はタイガースが2対10で敗れ、前田投手は中継ぎに移って以降、初めて負け投手になり、今シーズンの成績は2勝6敗となりました。

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