これは21日、日本サッカー協会が発表しました。

池田監督は東京都出身の53歳。

2017年に19歳以下の女子の日本代表監督に就任し、翌年、このチームで臨んだ20歳以下のワールドカップで初優勝しました。

東京オリンピックのあと、2021年10月になでしこジャパンの監督に就任し去年のワールドカップと今回のパリオリンピックでともにチームをベスト8に導きました。

就任からのおよそ3年間、ベテランと若手の融合を図り世代別の監督時代から指導してきた選手たちをなでしこジャパンの中心選手に育てました。

協会によりますと8月末の契約満了をもって、退任することが決まったということです。

日本サッカー協会の佐々木則夫女子委員長は「池田監督は非常にいい雰囲気の中で指揮をとってくれた。ただワールドカップとオリンピックのベスト8という成績は物足りず、もう1つ上にいってさらに注目を集め女子サッカーの繁栄につなげるという大きな使命の中で新たな人選が必要だと判断した」と説明しました。

後任の監督については10月26日の強化試合までに決めることを前提に人選を進めるとしつつも「いろんな角度からリサーチをして慌てないで決めたい。守って守ってカウンターを狙うだけのサッカーをいつまでもやるかというとそれでは進歩がない。いい部分は残しつつもプラスアルファを付け足してくれる監督を世界にも広げた中で検討したい」と話し女子の代表では前例のない、外国人監督を含めて幅広く検討する考えを示しました。

池田監督「感謝の気持ちを伝えたい」

池田太監督は退任に当たって協会を通じてコメントを出し「就任してから2年11か月、なでしこジャパンとして一緒に戦ってきてくれた選手、スタッフのほか、温かく、熱く応援してくださったサポーターの皆様に感謝の気持ちを伝えたいです」と述べました。

そのうえで「ワールドカップ、オリンピックという世界大会を通して、チームとしてできることを増やし、成長してこられたと思います。なでしこジャパンとしてさらに上に進み、選手とともにここから先の景色をみたかったです。なでしこジャパンがこれからも多くの人に勇気と感動を届け、子どもたちの夢見る場所であるよう願っています」と思いを綴りました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。