会場には現地のファンが詰めかけた=タイ・バンコクで2024年8月18日、清野悠介撮影

 国内で数多くのeスポーツイベントを手掛ける「RAGE(レイジ)」が、タイ・バンコクで海外初となるオフラインイベントを開いた。日本とタイのエンターテインメントの交流をテーマに、Vチューバーが現地のファンと触れあった。

 イベントは現地時間の18日にあり、Vチューバーが3人1組でeスポーツの国別交流戦に臨んだ。格闘ゲーム「ストリートファイター6」、シューティングゲーム「PARAVOX(パラボックス)」で日本はタイに連勝し、最後の対戦となったサッカーゲーム「eFootball」は引き分けだった。

ファンが見守る中、eスポーツの熱戦が繰り広げられた=タイ・バンコクで2024年8月18日、清野悠介撮影

 日本代表のアルランディスさんは「Vチューバーという日本発祥の文化がタイにもしっかり根付いていることを現地のファン、出演者から感じることができた」と感慨深げだった。タイ代表のAisha(アイシャ)さんは「海外のVチューバーと交流できる機会はなかなかない。ゲームを通じてすぐにつながることができ、絆が深まるいい時間になった」と喜んだ。

 会場には1000人を超える来場者が訪れ、Vチューバーに声援を送った。日本代表のdtto.(ディット)さんのファンというウィッチャヤーポン・パウリブさん(24)は「オンラインでも楽しいけど、オフラインで会場の熱気を感じることができてうれしい。ファン同士でリアルの交流ができた」と笑顔だった。

 イベントは日本語、タイ語で配信もされ、ファンに会場の熱気を届けた。またメタバース「XENO(ゼノ)モール」では、イベントの特別コンテンツの配信、関連グッズを期間限定で販売している。【清野悠介】

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