いま旬な人や話題の人に直接会って話を伺う中塚美緒のLiveトーク。今回のゲストはオリンピアン!倉敷市出身のフィギュアスケーター、田中刑事さん(29)です。

(中塚美緒アナウンサー)
「兵庫県西宮市のアイスアリーナです。田中さんは、現在はこちらのリンクを拠点に活動されている。こんにちは!よろしくお願いします」

(田中刑事さん)
「岡山香川の皆さんこんにちは、田中刑事です。このリンクでインストラクターとして活動しています」

倉敷市出身の田中刑事さんは、小学1年からフィギュアスケートを始めました。先輩の高橋大輔さんを追いかけライバルの羽生結弦さんらと切磋琢磨し、2018年の平昌オリンピックに出場、個人で18位、団体では5位に入賞しました。2022年春に現役を引退、現在はプロスケーター、そして指導者として活動しています。

Q:どういう先生になりたい?未来像は
(田中刑事さん)
「まだまだ学ばないといけないことある。今活躍している先生方を見てもスケート愛や知識、経験が幅広い。いろんな知識をもって選手とちゃんとぶつかっていきたい」

そしてプロスケーターとしては、2023年、人気アニメを氷上で表現した「ワンピース・オン・アイス」に出演。ショーの完成度、表現力の高さはアニメファンからも大きな反響を呼び、9月に再演が決定。見所をたっぷり伺います!

(中塚美緒アナウンサー)
「実は去年(23年)、私、横浜でみて、田中さんがあまりにも『ゾロ』で!オファーを受けた時どうだった?」

(田中刑事さん)
「僕もワンピース大好きだったので、まさかワンピースの題材で滑らせていただけるとは、驚きと喜びがあった。どの役が来ても嬉しかったけど、まさかゾロ役。好きだし、憧れだった」

Q:表現するにあたり、努力、苦労したところは
(田中刑事さん)
「まず習得しないといけないのは『三刀流』かなと。一から殺陣(たて)を覚えて、一緒に対戦相手と陸上で練習して、それを氷で少しずつやっていって、もっとスピード出そうかとか工夫してやった。腰に刀が3本携えている状態が滑っていて不安定。最初怖かった。あとは転べない。小道具を壊しちゃいけない怖さがあった」

Q:話の内容が、アラバスタ編。砂漠の国だが?
(田中刑事さん)
「僕らもどうやって表現するんだろう?と思った。氷にプロジェクションマッピング、砂の演出だったり。そういう見せ方あるんだと演出の面で勉強になった。アイスショーの可能性が広がったと思う」
Q:クロコダイル役の無良崇人さん、サンジ役の島田高志郎さんも岡山ゆかりの人だが
(田中刑事さん)
「現役選手の時に戦ってきた仲だし、現場はすごく楽しい雰囲気。みんなワンピース愛があって居心地よかった」
「ワンピース・オン・アイス再演が決まりました。9月7日・8日、LaLa arene TOKYO-BAY(ララアリーナ東京ベイ、千葉・船橋市)で開催します。皆さん是非会場でお待ちしています!」

■人生の転機
Q:これはカード?田中さんが描かれている?
「後のきっかけとなった感じで、オリンピック選考があった全日本選手権(2017年)で当時、花束やプレゼントをリンクに投げ入れる習慣があって、友達に「何投げてほしい?」と聞かれ、当時発売されていた遊戯王カードのボックスが欲しいと言って、フリーの演技終わった後に一番最初に見つけて拾いにいったのを映像に撮られてバレて…」

これをきっかけに遊戯王など漫画やアニメ好きとして知られるようになった田中さん。その後、遊戯王カードゲームの制作チームに招待され、プレゼントされたのがこの、田中さんが描かれたカードなんです。

Q:ファンとしてはたまらない?
(田中刑事さん)
「最高だった。何より好きなものを公表していくのは大事だなと。そこから「ジョジョ(の奇妙な冒険)」を(題材に)滑り出した。それから好きなスケートと好きなアニメ、作品を融合、一緒にやるというのを積極的にやるようになった」

■人柄に迫る
Q:地元に帰ってきたらやる事。なんでしょう?
(田中刑事さん)
「何もしたくない…笑」
Q:どのくらいの間隔で帰っている?
(田中刑事さん)
「髪の毛切ろうと思ったタイミングで帰っている。小学校の時からずっと同じ美容師に切ってもらっている」
Q:最後に帰ったのはいつ?
(田中刑事さん)
「いまの髪の感じだとしばらく帰ってない。笑」

■今後の「表現」について
(中塚美緒アナウンサー)
「田中さんの今後の「表現」、楽しみにしています」
(田中刑事さん)
「僕が表現者として続けているのも『自分の知らない自分を見つけたい』『大きな自分探し』みたいな感じ。滑り続ける限り、色んな楽しみが残っているのかなと思う」

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