第106回全国高校野球選手権大会は第13日の21日、阪神甲子園球場（兵庫県西宮市）で準決勝があり、関東一（東東京）が神村学園（鹿児島）に2―1で勝ち、初の決勝進出を果たした。試合後の関東一・米沢貴光監督の主なコメントは次の通り。
関東一・米沢貴光監督
＜九回のピンチを中堅手・飛田優悟選手の好返球で逃げ切る＞
最後は彼らに任せていた。
（飛田選手が）送球に悩んでいた時期も思い出しながら（見ていた）。最後はよくストライクボールを投げてくれた。
（五回終了時の）クーリングタイムの後は難しいので（継投で）坂井（遼投手）に託した。
（四回の）1失点目の時に飛田の（前への）詰めが怖がってしまったように僕には映った。
本人には聞いていないですけど、ちょっと遅かったなって。1本目も、もしかしたら勝負できたんじゃないかなというところだった。
「怖がらず、詰めていいぞ」、「思い切っていかないと」ということを六回くらいで話した。
あと、おととい（19日）のノックでずっと（送球を）ふかしていた。試合前、投げる時もちょっとだけアドバイスを（送った）。こうしたほうがいいんじゃないかと。そういうところがあって、ああいうプレーになったのかなと思う。
（送球をふかすとは）滑ったりとか、汗とか、どうしても甲子園の大きさに選手たちは上を見てしまう。「目線を落とすように」といつも言っているんですけど、もしかしたら、そういうので上に投げてしまっていた。
（九回の送球は）アウトなので100点だと思います。
（無失点の坂井投手は）たまたまだと思います。
バックが頑張ってくれて、熊谷（俊乃介捕手）が良いリードをしてくれている。もしかして、この甲子園の人たちが坂井を後押ししてくれているのかもしれないなとちょっと感じました。
（決勝のことは）あまり考えないようにしています。準々決勝も、準決勝もそうでしたし。次が決勝だからといってというのではなく1試合、1試合を戦ってきた。とにかくその1試合を全力で勝てる確率を少しでも増やしたい。
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