日本野球連盟は17日、福岡市東区のSGマリンフィールド東浜で、九州地区の社会人野球選手を対象とした全日本ジュニア強化合宿を開いた。九州地区のチームから29選手が参加し、投球の回転数や打撃のスピードを測定した。
この強化合宿は将来の野球日本代表候補となる選手を見極める資料とするほか、自分の特長と能力を見極め、選手個人の技術向上につなげるのが狙い。今年度は全国7地区で約200人の選手を対象に実施されている。
グラウンドでは野手の選手たちが、基礎的な運動能力と、打撃の角度やバットのスイングスピードなどを計測。屋内練習場では投手陣が直球の回転数や変化球の変化量などを測定した。
西部ガスの園田恵大外野手は「他チームのトップレベルの選手の数値と比較し、まだ足りない部分も見えた。体作りや打球の軌道など、練習で追求していきたい」。視察した日本代表の加藤徹コーチは「九州は高い数値を出す選手も多かった。今回の合宿での経験を一つの指標とし、日本に足りていない長打力や得点力を上げていき、ダイナミックな野球へ向かう練習を積み重ねて欲しい」と話していた。【浅野翔太郎】
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